伝統工法の修繕の現場

改修工事の現場が進んでいます。
ジャッキアップして建物を持ち上げた後は、
コンクリートの基礎の施工を行いました。
基礎の上には木の土台を据えて、
柱を下ろしていきます。

柱は一つ一つ、ホゾ加工(柱の下端に突起を掘る)を行って土台の
ほぞ穴に差し込んでいきます。

この持ち上げている間に数センチのゆがみ、捻じれも生じ数センチ
建物を水平方向に移動、調整することがありました。
鉄パイプの小さな「コロ」を使い、油圧ジャッキを
横方向に末て、すこしずつ、移動させます。
「コロ」を使って移動。まさに、古代ピラミッドの
次代からある技術ですね。

そして、ジャッキダウンへ。

木造の修繕ならではの施工が続きました。
現場の監督や職人様たちのチームプレーや
数々のテクニックに素晴らしいなと思いました。
そして、技術の発達した、現代であっても、
人の技術で、伝統的な工法で修繕していく
その過程がとても魅力的に思います。

今後は、新築住宅と同様の木工事の工程に入りますが、
細かい下地の調整など、余裕をもった工程で進みます。

まずは、屋根から。梅雨前に屋根工事を
終えたい監督の当初の工程通りに進んでいますが、
遅めの梅雨を願うばかりです!

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